スペイン視察報告

愛媛県議会からの派遣で、5月22日から一週間の予定でスペインへ視察。世界遺産の巡礼の道の最終目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂にてミサに参加。信仰の尊さ、深さ、歴史、伝統等、言葉は通じませんでしたが肌で感じるものがありました。
ミサを終えて、巡礼の道を管理するシャコベオ代表のラファエルさん、ガリシア州観光局長のナバさん、州議会議長のミゲルさんなどと活発な意見交換を行いました。ガリシア州では2021の聖年に向けてイベントなどを企画し、いかに盛り上げていくかを検討していくとの事でした。
公金を出資して巡礼の道を管理するシャコベオでは25キロ毎を目安に公の簡易宿泊所のアルベルゲを整備し、巡礼者の宿泊所の確保と、道の清掃などに力を入れるそうです。一定の宿泊所を作った後は民間の力を活用し、それぞれの地域の活性化を図っていきたいとの考えを聞かせて頂きました。四国88ヶ所のお遍路を世界遺産に登録するために、四国とガリシア州では協力協定を結んでいますが、実のあるものにするためにもっと交流を深め、必要な手続きや整備などのできるアドバイスは何でもしますとの申し出もあり、今後の活動へ繋げていきたいと感じました。
スペインの経済情勢、カタルーニャ州の独立問題など幅広い分野の意見交換ができ大変有意義な初日でした。

また視察2日目はサンティアゴからモリナ・セカへ移動。アルファンソ町長との意見交換、街を歩きながらの説明、質疑を行いました。
スペインも少子化が進み、地方の町や村では人口減少が止まらない中、モリナ・セカは巡礼の道があるから人口減少が緩やかで存続できているとのこと。また、町の資料館では四国遍路を紹介してくれているブースがあり、巡礼者が日本の遍路に関心を持って行く人もいるそうです。
四国遍路を経験した人の話として、安く泊まれる宿泊施設を整備することが必要だとの声があると紹介されました。町が土地を貸して、民間で管理されている簡易宿泊所のアルベルゲも見させて頂きました。
また本日はマドリードへ移動し、日本大使館での公使、書記官との意見交換を行いました。世界から見る日本の現状をお聞きして、将来へ向けた様々な議論することが必要だと感じました。
また、四国遍路の世界遺産登録に向けては日本人的発想だけでは難しい問題もあり、先進地などの意見も取り入れることの重要性を御指摘頂きました。その他にも様々な角度からのお話をお聞かせ下さり大変参考になりました。